再会☆


昨年の12月に横浜アリーナで開催された、
あいみょんさんのライブ『AIMYON TOUR 2019-SIXTH SENSE STORY』の映像作品が先日、発売されましたね。


このライブは、僕もお客さんとして会場に観に行っていて、

『ら、のはなし』から始まって『GOOD NIGHT BABY』で終わるセットリストは、

まるで僕の心の中を全て、あいみょんさんに見透かされているかのような演出で、

最後、アンコールをやることなく公演が終わったことが、
より一層『GOOD NIGHT BABY』の印象を深く残した感じでした。




そして、
『ライブ終わっちゃったなぁ』と切ない思いを胸に明かりの消えたステージを眺めながら、

会場に流れる『葵』を聴いたあの記憶と気持ちは、



たぶん一生忘れません。







今から数年前、
とあるきっかけで、
僕が卒業した専門学校に現役で通う女の子と知り合いました。


その子と仲良くなって、
僕は彼女に、

『今の学生の子たちって、みんなどんな音楽を聴いてるの?おススメあったら教えて!』

と質問をしました。


すると、
その女の子は僕に『04 Limited Sazabys』を勧めてくれて、

持っているCDを全部貸してくれました。




メロディーのキャッチさと、歌詞の良さに、
僕はすぐにフォーリミを好きになりました。


そして、
このフォーリミがきっかけで、
僕は学生の子たちの間で流行っている色んなバンドやアーティストに興味を持って、片っ端から聴き漁るようになり、

そんなときに、あるアーティストに出会いました。



それが、あいみょんさんです。



『君はロックを聴かない』の歌詞の中にある、


『僕はこんな歌で あんな歌で 恋を乗り越えてきた』


このワンフレーズの歌詞を聴いた瞬間、

自分の心の中で、パズルの最後のピースがハマったときのような安堵感と、
親友に慰められているときに感じる信頼感みたいなものが同時に芽生えて、

自然と涙が出たのを覚えています。



もうそれからは、
あいみょんさんの楽曲は全て聴いて、
出演するテレビ番組は必ず録画。


どうしたらこんな歌詞が書けるんだろうと、あいみょんさんの頭の中が知りたくて、

世に出てるあいみょんさんのインタビュー記事などはほぼ全部読み漁りました。






2019年の2月、

あいみょんさんの楽曲『夢追いベンガル』のMVがYouTubeで公開されました。


映像の最後に、
参加ミュージシャンのクレジットが流れて、

ドラマーさんの名前を見ると、


『Yushi Otsuka』



ん??



僕はもう一度、夢追いベンガルの映像を最初から見直して、

過去の録画してあるテレビの、あいみょんさんが出演したMステや紅白などももう一度見返しました。



間違いない。



あいみょんさんのバックで叩いているドラマーさんは、
専門学校の時に一緒だった同級生の大塚雄士くんだ。


鳥肌が立ちました。



もうそれからは、
ドラムの大塚くんの活躍も含めて、

『あいみょん』というアーティストさんをより応援し追いかけるようになりました。



こんなことってあるんだなぁと、
何度も何度も繰り返し心の中で思いました。


大塚くんが叩いているから、あいみょんさんに注目するようになったんじゃないんです。


『あいみょん』というアーティストを好きになって、
そしたら、ドラマーさんが偶然、友人だったんです。



この日本だけでも、きっと何万人っていうプロドラマーがいて、
その中でたった一席しかない、あいみょんさんのバックバンドのドラムを専門生時代の友人が担っているというのは、


本当に僕が勝手に思っていることですが、

『あいみょん』というアーティストさんを好きになるのは運命だったんじゃないかと思うくらい、


不思議で嬉しい感覚です。




昨年12月の横浜アリーナのステージで叩く大塚くんのドラムは本当に最高でした。


しっかりと、あいみょんさんの歌声を支えてました。



ライブの演奏中、
ステージの大型ビジョンに大塚くんが映るたびに、一緒にライブを観に行った子と拍手して応援しました。




年が明けてすぐ、
今年の1月に僕は大塚くんに会いに行きました。


本当に最高だった横アリ公演の感想を伝えに。



専門学校を卒業して以来、
十数年ぶりの再会です。



ライブの感想を全て大塚くん本人に直接伝えられたことがとても嬉しかったです。


あいみょんさんにも是非、伝えてもらえると嬉しいですと僕は大塚くんにお願いしました。


このとき僕は大塚くんに、こうも伝えました。


『夢追いベンガルのMVがきっかけで、あいみょんさんのドラマーが大塚くんだって気づいたんだよ』


そしたら大塚くんは、


『じゃあ、この再会は、あいみょんが繋いでくれた再会だね』


と言ってくれました。




もし数年前、
僕と同じ専門学校に通うあの女の子に出会ってなかったら、

僕はフォーリミをたぶん好きになってなかったし、

そしたら『あいみょん』というアーティストにもここまで注目してなかったかもしれません。


きっと『夢追いベンガル』のMVにも辿り着いてなかったでしょう。



本当に、一つひとつのことが繋がっているんです。


僕がフォーリミを教えてくれた女の子と出会ってから、
大塚くんと再会するまで、約3年です。


どうか皆さんも、一つひとつの何気ない出会いを大切にして下さい。


その出会いが、すぐにじゃないかもしれないけど、
数年後に予想もしない出来事に繋がっているかもしれません。


スティーブ・ジョブズのあの有名なスピーチの、
connecting the dotsの話じゃないですが、

バラバラにあいた点と点が、
ある日、思わぬところで線となって繋がります。





ちなみに僕は、
この物語にはまだまだ続きがあると信じています。


これで終わりじゃないと願っています。


次はどんな出来事に繋がっているのか、


どんな未来が、

こちらを覗いているのか、


楽しみです。


ドラマー 坪井総士 Official Web Site

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